TCP/IP編1

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TCP/IP番外編

サイトマップ

 

 

以下はTCP/IPを詳しく勉強していく前の予備知識として参考になる。
実務編3
Windows NT編17

第一章 TCP/IP入門

1-1TCP/IPの概要

米国防総省の資金援助によるネットワークプロジェクトDARPANETDefense Advanced Research Project Agency Network)で開発されたネットワークプロトコル。'80年代のはじめにUNIX 4.2BSDで実装されてから急速に普及が進んだ。インターネットの標準プロトコルであり、現在最も普及しているプロトコルである。

1-2TCP/IPTCP/IP診断ユーティリティー:PINGIPCONFIG

○PINGTCP/IPの設定と接続性を確認するのに使われる

トラブルシューティング

1) Ping 127.0.0.1Replyがなければ、ネットワーク カードに異常がある
2) Ping 自身のIPアドレス:Replyがなければ、ネットワーク上に同じIPアドレスが存在する
3) Ping ルーターの自身のセグメント側のIPアドレス
4) Ping ルーターの自身のセグメント側でない方のIPアドレス
5) Ping リモート ホスト

PINGはTCP/IPがインストールされていれば、Windows 9xでも使用できる。

○IPCONFIGWindows NT、Windows 2000で設定を表示する
例)
Host Name . . . . . . . . . : server32
DNS Servers . . . . . . . . :
Node Type . . . . . . . . . : Broadcast
NetBIOS Scope ID. . . . . . :
IP Routing Enabled. . . . . : No
WINS Proxy Enabled. . . . . : No
NetBIOS Resolution Uses DNS : No
Ethernet adapter AMDPCN1:
Description . . . . . . . . : AMD PCNET Family Ethernet Adapter
Physical Address. . . . . . : 00-80-5F-BC-15-C3
DHCP Enabled. . . . . . . . : No
IP Address. . . . . . . . . : 150.77.30.32
Subnet Mask . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . : 150.77.30.1

第二章 TCP/IPのインストールと設定

Microsoft TCP/IPのインストールと設定

  1. ネットワーク コンピューターを右クリックしてプロパティを選択あるいはコントロールパネルのネットワーク プログラムを開く
  2. プロトコル タブを開く
  3. 追加をクリックして、Microsoft TCP/IPを選択

○TCP/IPのマニュアル設定

自動的にIPアドレスを割り当てるDHCPを使っていない場合、TCP/IPをマニュアルで設定しなければならない。TCP/IPをマニュアル設定するためにはコントロールパネルのネットワーク プログラムを使って、以下の設定を行う。

IPアドレス
サブネット マスク
デフォルト ゲートウェイ

○TCP/IPの自動的割り当て

Windows NTは、DHCPサーバー サービスと呼ばれているサービスを提供する。DHCPサーバーがネットワーク上で設定されていると、クライアントはDHCPサーバーからTCP/IP設定パラメータ(IPアドレス、サブネットマスク、デフォルト ゲートウェイ)を要求することができる。

第三章 TCP/IPプロトコルのアーキテクチャ

3-1TCP/IPのプロトコル アーキテクチャ

TCP/IPプロトコルは、DARPAモデルと呼ばれる4階層の概念的なモデルにマップすることができる。DARPAモデルの4層とは、アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワーク層である。DARPAモデルにおける1つ層は、OSI7階層モデルにおける1つの層、もしくはそれ以上の層に対応している。

OSI7階層モデルに関してはネットワーク基礎編4を参照

1) ネットワーク層

ネットワーク層はネットワーク媒体上にTCP/IPパケットを送り出したり、ネットワーク媒体からTCP/IPパケットを受け取ったりする役割を担っている。TCP/IPはネットワークへのアクセス方法やフレーム フォーマット、使用する媒体などに依存しないように設計されている。このおかげでTCP/IPは、種類の異なるネットワーク間を結ぶために使うことができる。ネットワーク層はOSIモデルのデータ リンク層と物理層に相当する。

2) インターネット層

インターネット層は、アドレッシングとパッケージング、ルーティングを担当する。インターネット層のコア プロトコルは、IPARPICMPIGMPである。

IPInternet Protocol):ルーティング可能なプロトコルであり、アドレッシングや、パケットのフラグメンテーションと再組み立てを担当する
ARPAddress Resolution Protocol):MACアドレスのような、ネットワーク層のアドレスからインターネット層のアドレスへの解決を行う。
ICMPInternet Control Message Protocol):IPパケットの配信に関するエラーや状態の報告、診断を行う
IGMPInternet Group Management Protocol):IPマルチキャスト グループの管理を行う

インターネット層はOSIモデルにおけるネットワーク層の機能にほぼ相当する

3) トランスポート層

トランスポート層はアプリケーション層に対して、セッション指向もしくはデータグラム指向の通信サービスを提供する。トランスポート層のコア プロトコルはTCP (Transmission Control Protocol) UDP (User Datagram Protocol)である

TCP11のコネクション指向で、信頼性のある通信サービスを提供する。TCPTCPコネクションの確立、送信したパケットの順序付けと確認応答、送信中に失われたパケットの再送信を行う。
UDP11あるいは1対多の、コネクションレスで、信頼性のない通信サービスを提供する。UDPは転送されるデータの量が小さいときや、TCPコネクションの確立によるオーバーヘッドを避けたいとき、あるいはアプリケーション層などの上位層のプロトコルで、信頼性のある通信機能を提供しているときなどに使われる。

トランスポート層はOSIモデルにおけるトランスポート層と、セッション層の一部に相当する

4) アプリケーション層

アプリケーション層はアプリケーションからほかの層のサービスにアクセスする機能を提供したり、データ交換のためのプロトコルを定義したりする。アプリケーション層のプロトコルには多くのものがあり、さらに新しいプロトコルも常に開発されている。

最も広く知られているアプリケーション層プロトコルは、次のような、ユーザー情報の交換のために使われるものである

HTTPHyperText Transfer Protocol):WWWWorld Wide Web)のページを構成するファイルを転送するために使われる
FTPFile Transfer Protocol):対話型のファイル転送のために使われる
SMTPSimple Mail Transfer Protocol):メールのメッセージや添付ファイルの転送のために使われる
Telnet:ネットワーク ホストにリモート ログインするために使われる

次のアプリケーション層プロトコルは、TCP/IPネットワーク機能の使用と管理を容易にする

DNSDomain Name System):ホスト名をIPアドレスに変換したり、その逆を行ったりするために使われる
RIPRouting Information Protocol):ルーターがIPインターネットワークに関するルーティング情報を交換するために使用するルーティング プロトコル
SNMPSimple Network Management Protocol):ネットワーク管理情報を収集、交換するために、ネットワーク管理コンソールやネットワーク装置(ルーター、ブリッジ、インテリジェント ハブなど)の間で使われる
 

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