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○IPv6 TCP/IP編で扱っているIPはVersion 4またはIPv4と呼ばれている。これは1981年以来基本的に変わっていない。しかし、インターネットの爆発的な普及によりIPアドレスの枯渇の問題が発生している。インターネットに接続されている装置や機器に割り当てるIPアドレスは他と重複してはならず、ユニークなものでなければならない。 IPv4では32ビット(2の32乗)しかアドレスを割り当てることができない。いつインターネットのアドレス数が不足するようになるのかは明らかではないが、2002年から2012年までのどこかでそれが起こるというのが大方の予想である。 一時的な対策としての会社内のLANに接続しているコンピューターにはローカルな使用のために予約されている一部の特殊なアドレス(10.*.*.* や192.168.*.*など)をプライベートアドレスとして使用し、ファイヤウォール サーバーなどにのみインターネット上でユニークなグローバルアドレスを割り当てる方法がとられている。ファイヤウォール サーバーがNAT(Network Address Translation)という機能で会社内のLANに接続しているコンピューターからのインターネットへのリクエストを処理するのである。 プライベート ネットワーク用のIP アドレス領域
将来、インターネットに接続するデバイスの数と種類はさらに増加すると予測されている。PDA、電話、自動車、家電製品などである。特に最近の家電製品の多くはデジタル情報を扱えるようにデジタル化が進んでいる。家電製品を相互に接続して機能を共有したり、遠隔地から制御できる「ホーム ネットワーク」の構築への取り組みも進んでいる。そういった際に家電製品のそれぞれにIPアドレスを割り当てる必要が出てくる。ゆえに根本的かつ長期的な解決方法が必要になってくる。それがIPの新しいバージョンであるIPv6である。 IPv6のアドレスは128ビットで形成される。それぞれの16ビットセグメントは4つの16進数によって識別され、それぞれのセグメントはコロンで区切られる。 IPv6では地球に住む人全員に10の28乗ものアドレスを与えることができるとされている。これでアドレス不足を心配することなく、インターネットに接続するデバイスそれぞれにユニークなアドレスを割り当てることができるようになる。 今後どのようにIPv4からIPv6に切り替えていくかなどいろいろな問題はあるであろうが、政府のe-Japan重点計画にもIPv6が盛り込まれおり、IPv6が主流になっていくことは確実であろう。 e-Japan重点計画:世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成
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