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○アブラハム

天地創造の神はアブラハムを召命し、祝福する。このアブラハムには腹違いの二人の息子がいた。正妻サラになかなか子供が生まれなかったゆえに、正妻の勧めでアブラハムは召使ハガルとの間にイシュマエルという子をもうける。その後正妻との間にイサクという子ができる。ハガルはイサクが生まれた後、イシュマエルと共に砂漠の荒野に追い出されてしまう。ある時アブラハムはその子を供え物として供えるように命を受ける。現在エルサレムのシンボル的存在になっている黄金ドームは供え物をなした場であると言われている。旧約聖書はイサクを供えたとあるが、イスラム教徒はイシュマエルを供えたとしているそうである。

ちなみにアラブ人も自らの祖としてアブラハムを信奉している。それゆえアブラハムの墓のあるヘブロンという町はユダヤ人とパレスチナ人の両者にとって聖地であり、衝突が絶えない。ユダヤ人とパレスチナ人の争いは規模の大きくなった兄弟けんかなのである。

○ヤコブ

ユダヤ人とアラブ人双方の信仰の祖として崇められ、神からカナンの地現在のパレスチナを与えられたアブラハムの孫のヤコブはイスラエル12部族の父とされています。イスラエルという名はこのヤコブが授かったと聖書に書かれています。

ヤコブは兄エサウを差し置き家督権相続するが、エサウの怒りをかい、母方の伯父の家に逃げざるを得なくなる。そこで伯父の娘ラケルに惚れて、ラケルを妻としてもらうために7年間働く。ラケルを愛したしたので、7年が数日のように思われたとある。創世記29/20(このように聖書はよく読むと様々な人間模様を見ることができる。)しかし7年の後ラケルと思って一夜を共にしたのが実は姉のレアであった。伯父の言い分によると姉より妹が先に結婚するのはその地の風習ではないとのことであった。この出来事が下記のようなユダヤ教の結婚式の儀式の由来となったという。

「伝統的にユダヤ教の結婚式はケトゥバと呼ばれる結婚誓約書にサインすることから始まる。サインの後新郎は新婦のもとに行き、新婦のベールをとって、本当の新婦かどうか確認する。」

その後ラケルも妻としてもらうが、姉妹の間で夫ヤコブの愛を受けるための、自分たちの女召使まで使っての子供生み競争が始まる。そのようにして12人の子供が誕生する。ラケルはなかなか子をもうけることができず、二人目の息子を難産の末生んだ後死んでしまう。このラケルの墓がエルサレムとベツレヘムの中間点にあるが、現在子宝に恵まれる聖堂としてユダヤ教徒の女性たちが熱心に祈りを捧げるという。

ヤコブは最終的に故郷に帰り兄エサウと劇的な和解をするが、その途中でヤコブが天使と相撲をとったとある。ヤコブはこの天使との相撲に勝ったことで「イスラエル(勝利者)」という名前を授けられた。

ヤコブの12人の子供がイスラエル12部族の始まりとなったとされているが、その一人ヨセフが様々な過程を経てエジプトの宰相となる。その後大規模な飢饉が発生し、ヤコブと他の子供たちも食料を求めにエジプトに下る。そこで子孫が多くの子を生み民族を形成するようになる。それに恐れをなしたヨセフ亡き後のエジプトの王はユダヤの民を奴隷とする。そしてモーセによるユダヤ民族エジプト脱出に至る。