バベルの塔

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旧約聖書の創世記に本来一つであった言語がいくつもの言語に散らされたとの記述がある。

『さあ町と塔を建てて、その頂を天に届かせよう。・・・』主は下って、人の子たちの建てる町と塔を見て、言われた、『彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう。』これによってその町の名はバベルと呼ばれた。

バベルの塔は昔、バビル2世というアニメに出てきたのを思い起こす方もいるでしょう。そのバベルの塔は実は旧約聖書に登場していたのである。

バベルの塔は実際にジッグラートという名で存在したそうである。チグリス・ユーフラテス川周辺に22のジッグラート遺構が発見されているといい、高さ90m、7階建てで最上階には神殿があったそうだ。そして各階が曜日の始まりといわれている。1階が土星、2階が木星、3階が火星、4階が太陽、5階が金星、6階が水星、7階が月である。

このバベルの塔の崩壊の話には次のような解釈がある。
『当時のバビロンの都市批判が込められていて、偶像崇拝をもたらすこのような豊穰な沃地文化の否定が込められている。そのバビロン(カルディアのウル)から脱出したのが、アブラハムの先祖である。イスラエルの山地・砂漠文化に対して、エジプトを始めとする低地の豊穣な都市文化は、バールなどの異教神が支配する堕落した文化として、拒否反応が強い。この都市文明との戦い或いは受容が旧約の歴史ともいえる。モーセによる出エジプトもそのあらわれである。バベルの塔で、創世記の前半の全人類的な原初の神話的物語が終わり、散らされた全部族の中で、イスラエル部族が選ばれ、バビロンからカナンの地への移住と召命をテーマとする族長物語に入る。』

今日インターネットの発達により英語の世界標準語としての役割が更に大きくなってきているが、世界の人々が互いの自由に言葉が通じ合うようになるであろうか。コソボのような民族の対立や、自らの民族が一番であるといったような民族主義がなくなるであろうか。バベルの塔の話の反対が起こることを願われる。

(引用した資料)

旧約聖書の謎に挑戦 - バベルの塔の建立と崩壊