鶏鳴教会
シオンの丘の斜面に大祭司カヤパ邸の跡に建てられた鶏鳴教会があります。鶏鳴教会の名前はイエス
キリストの予言のとおり、弟子のペテロが三度イエスを知らないと嘘をついた後に鶏が鳴いたという聖書の話に由来します。
ペテロは遠くからイエスについて、大祭司の中庭まで行き、そのなりゆきを見届けるために、中に入って下役どもと一緒に座っていた。
----すると一人の女中が彼の所に来て、
『あなたもあのガリラヤ人イエスと一緒だった。』と言った。
するとペテロは皆の前でそれを打ち消して言った、
『あなたが何を言っているのか分からない。』
そう言って入口の方に出て行くと、他の女中が彼を見て、そこにいる人々に向かって、
『この人はナザレ人イエスと一緒だった。』と言った。
そこで彼は再びそれを打ち消して、
『そんな人は知らない。』と誓って言った。
暫くしてそこに立っていた人々が近寄って来て、ペテロに言った、
『確かにあなたも彼らの仲間だ。言葉使いであなたのことが分かる。』
彼は『その人のことは何も知らない。』と言って、激しく誓い始めた。
するとすぐ鶏が鳴いた。ペテロは『鶏が鳴く前に三度私を知らないと言うであろう。』と言われたイエスの言葉を思い出し、外に出て激しく泣いた。(マタイ26/58-75)
鶏鳴教会内の石段
聖書の記述にはゲッセマネの園で捕らえられたイエス
キリストは大祭司カヤパのもとに連れて来られたとあります。現在の鶏鳴教会内にある石段は当時イエスキリストが祭司カヤパのもとに連れて来られる際に通ったとされています。
「イエスを捕まえた人たちは、大祭司カヤパの所にイエスを連れて行った。」
(マタイ26/57)
鶏鳴教会の地下にある地下牢の壁
鶏鳴教会の地下に大祭司カヤパ邸の地下牢の跡があり、そこにイエス
キリストが十字架に架けられる前に留置されたと言われています。現在その壁に人影のようなしみが浮かび上っていますが、それはイエス
キリストをあらわしていると言われています。