1) 韓国の男女観
韓国人は男女は最初から不平等にできているが、強い男性が弱い女性を守る愛の関係において平等であるという観念が一般的に存在する。韓国では女性は夫の愛を受けるためにお嫁に行く、女性は男性の愛を食べて生きると自ら口にする。
夫婦は愛を中心にして初めて同位であり、韓国では夫婦は上下関係ではなく内外と言って、夫は外主人、妻は内主人と言う。
男女観のはっきりした韓国では愛を中心にした烈の観点で、男性、女性がそれぞれ男性らしさ、女性らしさを追求する。
男性についてはそれは地位、名誉、態度の男らしさ、気っぷのよさ、そして精力の強さの追求などに表れる。
一方女性についてはそれがまさに限りなき美の追求となる。韓国の女性の化粧やおしゃれは自分の美を明確に最大限に表現することに神経を集中した積極的なものである。それは女性として男性の愛をストレートに願った表現でもあるが、同時にそれは女性としての役割であり責任であると考えられ、社会的にも女性は当然世のため人の為に美しいものを見せる義務があるというのが自然な発想である。夫婦の間の愛を妻が美として表現することが主体たる夫を引き立て、その体面を立てる女性の責任分担だということにもなる。
○韓国男性に好まれる女性
韓国社会では活発で明るい、知的で洗練されたことを元来の女性の魅力としてとらえるので女性たちは皆自然にそのように振る舞い、明るくはきはきしている人はむしろそれが女性らしく振る舞う素直な人ということになる。
○韓国女性に好まれる男性
韓国での男らしさとは女性に対する責任感が強く、女性が全てを委ねられる愛の強さをいう。愛の対象である女性のために何でもしようという愛情が強く、弱い女性を保護し安心させ、幸福にできる存在が男らしい男性である。韓国女性は自分も主体的で強いので、そういう自分を主管してくれる強い男性を好むのである。
2) 主体意識の強い韓国人
韓国人の基本的な願望は愛を与える主体の位置で成功したいということである。韓国人は与える情が強くてお金や物の貸し借りにこだわらないなど、愛を与えたいという主体としての本性的側面を多くもつ。またその反面、一歩譲って負けて勝つということが苦手であり、簡単に自分の非を認めて謝ったり、相手を立ててお礼を言ったりということをむやみにはしない。また韓国社会では自分も主体ならば相手も愛を与えたい主体なので、いざとなったら相手の主体としての情に負担なく頼ることができるという、甘えと見える傾向もある。韓国では子供として愛を受ける立場に立とうとすることが親を愛の主体として侍ろうとしていることであり、それが親のために身をもって尽くしている孝となる。借りをつくりつくられ、お互いに情に依存し合うことを当然の人間関係の良さとする。
3) 孝の民族
韓国人は家族性を重んじる孝の民族であると言われる。韓国人は肉親への情が絶対的、超越的なものとなる。それゆえか韓国では交通秩序のなさや手抜き工事、不正などの社会倫理の不足が大きな問題となってくる。しかし親子の愛情は絶対的超越的である。罪を犯した息子をかくまうことは当たり前で、子供を警察に引き渡す親は血も涙もないと非難されるぐらいである。家族の絆は非常に強い。
4) 血縁に基づく民族
韓国は太古の昔から他国の侵略に苦しみつつ、縦的信仰基台を軸に族譜に記された血統を絶対視する血縁中心の人間関係で自国の民族性を守り続けてきた。血縁集団では追い出されるということはありえないので、心の中の情を率直に表現する。韓国人の生き方は基本的に皆本音であり、裏表がない。そのため韓国人が人情を施すときには理由もないし、まさに後先を考えない。