2013年食材偽装の問題が大きな社会問題になりました。
一つには日本人の凝り性の問題があるでしょう。
私の現在住んでいる米国ノースカロライナのレストラン等でそれほど食材を全面に出して、客引きしようとしているところは見かけません。どこどこ産の何々が入っていますと言われて、どれだけの人がそれを舌で見分けられるかなあと思ってしまいます。米国人は合理主義なのでそんなことしてもしょうがないと考えるのではないでしょうか。
私が高校生の頃、「美味しんぼ」という漫画をよく読んでいました。「こっこれは。。。」とか言ってどこどこ産の何々を使っているとかって言い当ててたような記憶があります。
実際そんなことは難しいと分かっているので、ばれることはないと考えて有名所のホテルのレストラン等が食材偽装をこぞってしていたのでしょう。
ここでもう一つの問題があります。ばれなかったら道徳に反することをしてもいいという考え方です。他人の目を基準にして生きるとそうなりがちです。
「お天道様は見ているという生き方」が必要ではないかと思います。真っ当な生き方、真っ当な商売こそが長い目で見た時に目に見えない力に導かれるようにして成功につながるという信念があれば、一時的な利益や成功を追求したくなる誘惑に打ち勝って、正しい道を選べるのではないかと思います。
正直者がバカを見る世の中と言われますが、お天道様は誰を応援するでしょうか。私達でも正直に生きている人間と偽って生きている人間のどちらを応援したくなるでしょうか。
道徳教育をしっかりして、「お天道様は見ているという生き方」を多くの人が自然にできるようになれば、もっとよい社会になると思います。
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