私が担当している光学ドライブの取引先が製品評価テストを全面的に中国に移すことになり、私のしていた仕事がなくなってしまうことになりました。私が光学ドライブ業界に来たのは2004年でした。今振り返ると当時が光学ドライブの絶頂期だったように思えます。当時Dellがネットでカスタマイズしてパソコンを販売し、世界一のパソコン業者になっていった時期でした。
光学ドライブはカスタマイズで選択する重要なコンポーネントでした。パソコンの値段を左右するものでした。
ブルーレイとHD DVDの競争があり、ブルーレイが勝利しましたが、ブルーレイは思ったほどパソコンには普及しませんでした。
ネットフリックスのような映画のネット配信が普及し始め、光学ドライブを搭載しないネットブックが流行し、そしてスマホやタブレットが登場しパソコン自体の需要も伸び悩むようになりました。
光学ドライブの存在感は2006年頃を頂点に下がり始めたように思います。
こういう状況でしたので、仕事がなくなるのは時間の問題だという認識はありました。
そしてマイクロソフトのStorSimpleというクラウド統合ストレージ機器のテクニカルサポートエンジニアの仕事に就くことになりました。
光学ドライブの存在感を下げる大きな要因の一つのクラウドに関連した仕事に就くようになるのも何かの因縁でしょうか。
10年間務めた光学ドライブ業界ですから、愛着はあります。去ることにはなりましたが、以前のような光を放つことは無理でしょうが、今後も光学ドライブ業界頑張って欲しいです。
私は新天地で一から積み上げの努力の始まりです。
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