2014年2月28日金曜日

信仰-指導者がリーダーシップを発揮するために必要なもの

李登輝・元台湾総統インタビュー 日本への期待 安倍総理への期待」の記事の中で、「指導者がリーダーシップを発揮するために何が必要でしょうか。」という質問に対して、李登輝・元台湾総統が「信仰です。」と回答をされたと書いてあります。

宗教というと弱い人が何かに頼るためのものだという考え方があるかと思います。私も大学で信仰を持つまではそのように考えていました。

しかし人間の真の強さは肉体的強さよりも精神の強さです。スポーツの世界でも、卓越した身体的能力よりも最後は精神的強さがモノを言うように思われます。

上記記事中の李登輝・元台湾総統が以下のように語られたのを見て、信仰が強い指導者を生み出すということを実感しました。

「困難な事態に直面したとき、私は必ず聖書を手にした。まず神に祈り、それから聖書を適当に開いて、指差したところを読み、自分なりに解釈して神の教えを引き出そうとした。自分を超えた高みに神が存在していて助けてくれる。そのような信仰が、一国の運命を左右する孤独な戦いに臨む指導者を支えてくれる大きな力となる。」

米国では大統領の就任式に聖書に手を置いて就任宣誓を行い、宣誓の場合は最後に「So help me God.」と付け加えるのが慣例だそうです。

安部首相が自らの信念・信仰でリーダーシップを発揮し続けて下さることを期待したいと思います。



2014年2月27日木曜日

ブルーレイの生き残り策-デジタルブリッジ

私の属する光学ドライブ業界は最近あまりパッとしません。衰退の一方というような感があります。
以下の2つの記事を読んで、「デジタルブリッジ」あるいは「BD Bridge」が普及すると、ブルーレイの巻き返しの可能性を感じさせられました。

4K、HDR、リッピング。次世代Blu-rayが目指すもの

4K対応Blu-ray Discは「デジタルブリッジ」と共に、2015年のCESで登場へ

高画質の映像コンテンツをブルーレイで入手して、自宅の映像サーバーとなる機器にコピーして、携帯端末などでも視聴できるようにする仕組みです。既に所有しているブルーレイ ディスクもコピーできる可能性もあるようです。

個人的にはコンピューターを映像サーバーとして使う仕組みができ、コンピューターへのブルーレイドライブの需要が高まればと願うものです。

UbuntuをWindows 7風にカスタマイズ

2月24日のブログで、Windows XPのサポート終了後のWindows XP搭載のコンピューターの廃棄あるいは買い替えにかわる第三の選択肢としてUbuntuインストールして使うことを取り上げました。

Ubuntuを使い慣れたWindowsのように使うためにWindows 7風にカスタマイズしてみました。

Ubuntu 13.10の初期デスクトップ インターフェースは Unity と呼ばれるものです。Xfce という別のデスクトップ インターフェースをインストールして、Unity にかわって、Xfce にログインするようにします。

左のバーの一番上のアイコンをクリックして「terminal」と入力すると「端末」という Windows のコマンド プロンプトに当たるプログラムが見つかります。それを起動して、コマンド「sudo apt-get install xubuntu-desktop」を実行します。

Ubuntu端末

実行後パスワードを聞かれるので入力し、300M Bの程度のディスク容量を使用していいか聞いてくるのでYキーを押してEnterキーを押します。

Xfceインストール

一旦ログアウトします。ユーザー名の右のボタンを押し、Xubuntu sessionを選んで、ログインします。

Ubuntuデスクトップ環境選択

Xubuntuは一見するとアップルOSのような感じがします。

Xubuntu

上部あるいは下部のパネル(メニューバー)を右クリックし、「パネル」>「パネルの設定」を選びます。パネル0(上部のバー)を選択して、赤の「-」ボタンを押して、削除します。

Xubuntuパネル設定

パネル1(下部のバー)は下記のような設定にします。

表示設定:

  • モード「水平」
  • 「パネルをロックする」にチェック
  • 「パネルを自動的に隠す」のチェックを外す
  • 列サイズ 24程度、長さ100
  • 「長さを自動的に伸ばす」にチェック


アイテム:
以下の順にアイテムを配列。ないものは「+」ボタンを押して追加し、不要なものは「-」ボタンを押して削除。
アプリケーション メニュー, セパレーター, ランチャー, ウィンドウボタン, セパレーター, 通知エリア, Indicator Plugin, デスクトップ表示, Orageパネル時計

アプリケーション メニューを選択して、歯車ボタンを押して、「アイコン」を押すと、アイコンをWindows 7のスタートボタンに変更できます。

Google画像検索で「Windows 7Start Button」で検索するとWindows 7のスタートボタンの画像を見つけてダウンロードします。
画像の背景が透明でない場合、それを透明にする必要があります。

オンラインの「画像を透過するツール」が便利です。

Xubuntuパネル設定

デスクトップの背景をWindows 7のものにします。Google画像検索で「Windows 7Wallpaper」で検索して、Windows 7の背景画像を見つけてダウンロードします。

何もない場所で右クリックして「デスクトップの設定」を選びます。「+」ボタンを押して、ダウンロードしたWindows 7の背景画像を追加します。

Xubuntuデスクトップ設定

Windows 7風Ubuntu




2014年2月24日月曜日

Ubuntuインストール

2014年4月9日のWindows XPのサポート終了が迫っています。Windows XP搭載のコンピューターを使っている場合、どのように対応するか考えないといけません。リスクを承知で使い続けるか、コンピューターを買い換えるかの2つの選択肢が思い浮かぶかと思います。「XPサポ切れ対策待ったなし、個人PCならぜひ脱Windowsを」という記事を目にしました。記事ではリナックス系のオペレーティング・システムのUbuntu をWindows XPの代わりに使うことを薦めています。

そこでUbuntu 13.10のインストールをしてみました。

先ずUbuntuのisoイメージファイルをダウンロード。http://www.ubuntu.com/download/desktop

Japanese Teamが作成しているUbuntu 日本語 Remix イメージは以下のサイトからダウンロードできます。
https://www.ubuntulinux.jp/download

Ubuntuインストールプログラムを DVDやUSBから起動すると以下の様な画面が出てきます。「Ubuntuを試す」を選ぶと、DVDやUSBからUbuntuオペレーティングシステムが起動し、Ubuntuを試してみることができます。

isoイメージファイルをUSBに書き込むには「Universal USB Installer」が便利です。

インストールを継続するには「Ubuntuをインストール」を選びます。

Ubuntu13.10インストール開始画面

次の画面で「インターネットに接続されていること」という項目がありますが、接続されていなくてもインストールを続行できます。

 Ubuntuインストール

次にXPと共存させるかXPを置き換えるか聞かれます。XPをUbuntuで置き換えるという選択肢を選ぶとXPで保存していた全てのデータが消えます。

Ubuntuインストールの種類

XP と Ubuntu の共存(UbuntuをXPとは別にインストール)の選択肢を選んだ場合、次にXPで使用するハードディスク領域とUbuntu で使用するハードディスク領域の割り当て設定を行います。

Ubuntuと XPパーティション分け

時間帯の設定、キーボードの設定、ユーザー名などの設定を指示にしたがって行います。

UbuntuのクラウドサービスのUbuntuOneの設定を聞かれますが、「Log in later」をクリックすると、Ubuntuのインストールを続行できます。

UbuntuOne設定

コンピューターの性能にもよると思いますが、この後5分程度でインストールは完了します。

Ubuntuインストール完了

再起動後に言語環境が英語であれば、それを日本語に変更します。

左のアプリケーションランチャーバーの歯車のアイコンをクリックしてシステム設定に行きます。そして青い旗のアイコンの言語サポートの設定に行きます。「Language for menus and windows」のリストに日本語があればそれを一番上にドラッグ・アンド・ドロップでもってきます。日本語がなければ、「Install / Remove Languages」ボタンを押して、「Japanese」を選択し、「Apply Changes」ボタンを押して、日本語をインストールします。

Screenshot 3

「Language for menus and windows」のリストで日本語が一番上にあるのを確認して、「Close」ボタンを押し、再起動すると日本語環境になります。

Ubuntu言語設定


2014年2月22日土曜日

North Wake Landfill District Park 背後の丘陵 - Wakeカウンティで最高の眺望?

ウェブでノースカロライナ州Wakeカウンティで最高の眺望という評価もあるNorth Wake Landfill District Park 背後の丘陵を登ってみました。

North Wake Landfill District Park はその名(Landfill:ごみ廃棄場)の通りゴミ捨て場に作られた公園です。Durant Rd から公園に入る入り口はゴミ捨て場の入り口で、最初に行くとこんな所に公園があることが信じられないと思います。

丘陵の登り口は公園の駐車場や小さい子供向けの遊び場から離れた場所にあり、歩道も整備されていないのが、残念なところです。

丘陵の登道は広い砂利道で自転車で登り降りしている人も見かけます。ベビーカーを押して登ることもできます。

丘陵はゴミで作られたゴミの山のようです。地下に埋まっているゴミから発生するガスを排出するためか知りませんが、あちこちにパイプが突き出ています。

しかし丘陵の上からの見晴らしはなかなかのものでした。
遠くに Raleigh 中心街に林立するビルが見られます。

私の生まれ故郷の大阪市の最高峰の鶴見新山もゴミの山だったような記憶があります。あちこちにパイプが突き出していることはありませんでした。鶴見新山はゴミを焼却した灰の山なので、地下に埋まっているゴミから発生するガスを心配する必要はないのでしょう。

アメリカは広大な土地があるので、ゴミを焼却しなくてもいいということでしょうか。この丘陵には喫煙禁止の看板がありました。しかしこの日、丘陵の上のベンチの下にタバコの吸い殻を見つけました。爆発するようなことがなければと願います。




 

2014年2月21日金曜日

グーグルの光ファイバー事業 NC へ来るか?

グーグルの光ファイバー事業、米34市への拡大を検討」というニュースを目にしました。

グーグル光ファイバー事業 のウェブサイトには事業展開の可能性のある都市が記されています。

そこにノースカロライナから2つの都市圏(シャーロットとローリー・ダーラム)が挙げられています。ローリー・ダーラムで事業展開がなされれば、私の住むモリスビルも恩恵を受けることになると思います。

毎秒1ギガビットのネット速度を体験してみたいものです。

2014年2月20日木曜日

大きなファイルを送信してもらう方法

知人からスキャンした文書の画像をメールで送信したいのだけど、23MBもあってメールで送信できないという相談を受けました。一枚の文書なのに23MB。高解像度でスキャンしたのでしょうか。

私が受け取って画質を落としてあげることにしましたが、問題はどうやって送信してもらうかです。

相手が Gmaiを使っているようであれば、Google ドライブにアップロードすれば、Gmail から送ることができます。マイクロソフトのOneDrive や Dropbox のようなクラウド サービスを使用している人であれば、そこにアップロードして共有して、共有リンクを送ってもらえば、こちらでダウンロードできます。

そういうものを使っていない方から依頼です。どうしたものかと考えて思いついたのが、以前にブログ「DellとDropboxの提携のニュースとDropboxの使えるツール」で取り上げた Dropbox のツール「DropItToMe」を使うことです。

Dropbox を既に使っていて、ログインした状態であれば http://dropitto.me/ にアクセスして、「REGISTER」ボタンを押すと、Dropbox へのアクセス許可を尋ねてくるので、許可します。

すると Dropbox フォルダ内に DROPitTOme という名のフォルダが作成されます。

次に DropItToMe アカウントのメールアドレスとパスワード、そしてファイルのアップロード用のパスワードを設定します。

すると http://www.dropitto.me/xxxxxx (xxxxxx はDropItToMe から割り当てられます。) というアップロード用の URL が与えられます。

相手にその URL とアップロード用のパスワードを伝えて、ファイルをアップロードしてもらうと自分の Dropbox の DROPitTOme フォルダにファイルが保存されています。

Dropbox は無料で使用できる容量は少ないですが、こういったツールを使うことができたりして、使い勝手はいいなと思います。

DROPitTOme のお陰で無事に知人のファイルを受け取り、画質を落としてメールで送り返してあげることができました。

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2014年2月19日水曜日

Tokyo's seven minute miracle - 新幹線清掃チーム

新幹線清掃チームに関する記事を目にしました。組織を運営する立場にある人に参考になる記事でした。「新幹線清掃チーム 誇りや生きがい、感動がなければ現場力は生まれない

CNN ニュース動画 Tokyo's seven minute miracle (英語)

  • 従業員の提案を基本的に全て受け入れる
  • お客様第一という使命感を明確にする
  • みんなを幸せな気分にする

言うのは簡単ですが、実行するのは難しいことです。

自分の属する組織を誇りや生きがい、感動のある組織にいかにすることができるか、考えさせられました。

2014年2月18日火曜日

日本の最大の輸出先国は実は米国 - 付加価値貿易統計

日本の輸出先1位は中国じゃなかった」という興味深い記事を目にしました。

付加価値貿易統計という新たな貿易統計によると日本の最大の輸出先国は中国ではなく、今でも米国ということになるそうです。

付加価値貿易統計では中国で組み立てられて、米国に輸出された製品に使われている日本製の部品の価値については日本から米国への輸出とみなすそうです。

中国製や韓国製の電子機器には日本製の部品が多く使われているようですから、付加価値貿易統計にすると日本から米国への貿易統計はかなり増加しそうです。

付加価値貿易統計は日本の底力が統計上に現れるという点ではいいことと言えそうです。

2014年2月13日木曜日

大雪がもたらした樹氷

2月12日の大雪の翌日です。私の住むアパートも雪に覆われ、木々の枝には氷がついて美しい樹氷の光景が見られました。ニュージャージーに住んでいた頃は珍しくない光景でしたが、ノースカロライナでは年に一度か二度程度しか見られない冬景色です。







2014年2月12日水曜日

2014年2月12日 米国東海岸の大雪

2014年2月12日、ノースカロライナ州を含む、米国東海岸の多くの地域が大雪に見舞われました。
数日前から大雪の予報はでており、学校も休校になりました。
しかしながら、午前中は全く雪が降っておらず、大丈夫と思って、午後12時半の約束を延期せず外出したのが大間違いでした。

ちょうど午後12時半くらいから降雪が激しくなり、午後1時くらいに約束が終わり、帰途に着きました。家から車で20分の距離でしたが、家にたどり着くのに2時間半かかりました。

天気予報を軽く見ないようにしないといけないと実感させられました。






2014年2月10日月曜日

米国公立学校の教科書

米国バージニア州の州議会で公立学校教科書への日本海とその韓国名の東海の併記法案が可決されたというニュースが取り上げられています。

私の子供たちが通っている学校について言うと米国の連邦国家検定はおろか州検定などを通過した教科書なんて見たことがありません。そもそも教科書検定なんてものが米国にはないように思います。

私の子供たちが通っている学校についての話ですが、担任の教師によって教え方や教える内容を変わってきます。統一された学習指導要領のようなものもないのではないかと思います。

日本海とその韓国名の東海の併記法案が可決されたことでショックを感じている日本の人たちも多いかもしれませんが、それで何が変わるのというのが私の感覚です。

お騒ぎしているのは日本と韓国のマスコミぐらいなのではないでしょうか。

米国バージニア州には韓国からの移民が多く在住しているので、このような法案が通過することは仕方がないでしょう。

結局のところ、米国が何と言おうと、日本人にとっては「Sea of Japan」ではなく「日本海」だし、韓国人にとっては「East Sea」ではなく「동해」です。

冷静に捉えるべきだと思います。


2014年2月7日金曜日

ソニーのPC事業売却のニュース

ソニーがPC事業を日本産業パートナーズ株式会社に売却することを2月6日に正式に発表しました。プレスリリース

その数日前にはレノボに売却かというようなニュースもありました。
最近何かと買収のニュースに登場してくるレノボですが、ソニー バイオまで買っちゃうのと半信半疑でしたが、結局日本産業パートナーズ株式会社への売却に落ち着いたようです。

ソニーのパソコン撤退に続くのは誰か 〜 候補は東芝、サムスン、富士通」というような記事もあります。PC事業って儲からない事業になってしまったのかと実感させられます。

PCの光学ドライブを提供する会社に務めている私にとっても他人事の話ではありません。

そんな中でパナソニックのPC事業はどうなのかなという疑問がわきました。ソニーバイオよりも出荷台数は少ないのではと思います。

以下の記事を見ると、パナソニックのPC事業は数は出ていなくても儲かっていれば、事業として成り立つという典型例のような気がしました。

Let's noteの事業モデルがパナソニック復活の鍵?!

パナソニックのレッツノートシリーズは光学ドライブを積極的に残そうとしているのも私事ですが、喜ばしいことです。

科学と神

科学と神(あるいは宗教)は相反するものと思われがちです。中世キリスト教の時代には科学は神への背信というように捉えられたこともあります。現代では神や宗教は非科学的で遅れたものだとみなされがちです。

しかし最近の科学の進歩は神の領域へと至ろうとしているような感があります。

宇宙の起源を説くビックバン説が本当だとすると、ビックバンの起こる前は何があったのかという疑問が生じます。ビックバンにより時空の世界が生じたとすると、時空を超えた世界もあっても不思議ではないということになります。それこそ神の世界です。

STAP細胞のニュースがありました。生まれて間もないネズミのリンパ球に外部から刺激を加えて、多様な細胞に変化しうる万能性を備えた状態に戻す(初期化する)ことに成功したというものでした。

生物の細胞ってコンピューターのように精密なプログラミングがなされているんだと感じます。どうやってそんなプログラミングがなされたのかと考えてしまいます。

進化は突然変異によって起こったとされます。進化も実は既にプログラムがなされていて、ある条件のもとでそのプログラムが活性化されて起こったとも考えられます。

科学の進歩に伴い、生命の神秘の背後に緻密なプログラムを組んだ存在を考えざるを得ない状況です。

今は科学と宗教が共に手を取り合って真理を解明する時代ではないかと思います。

2014年2月3日月曜日

「プレーステーションナウ」ソニーのクラウドゲーム提供サービス

ソニーがプレーステーションナウ(PlayStation Now)というクラウドゲーム提供サービスを米国で2014年夏から始める予定です。

ロイター「ソニー、PSベースのクラウドTV・ゲームサービス開始へ

音楽、映画に続いてゲームもクラウドで提供されるようになり、何でもインターネットでできるようになる時代になってきているように思われます。

プレーステーション4のみならずソニーのテレビ「ブラビア」でも提供されるようになるというような話を聞きました。

ソニーの持つコンテンツを活かしてテレビの差別化を図り、コンテンツでも儲けるアップルのようなビジネスモデルを構築できるか興味深いところです。

ただゲーム機がなくてもゲームをできるのであれば、プレーステーションの存在価値はどうなるのかという疑問もあります。

ゲーム機とゲームソフトの相乗効果で儲けるビジネスモデルからの脱却の動きでしょうか。苦境に立つ任天堂がどうするのかも注目です。

奉仕は祝福という生き方

私は昭和46年生まれです。いわゆる団塊ジュニア世代です。子供が学校や町にあふれていた活気のある時期でした。それだけに受験などの競争も激しかった時期でした。受験の時期など志望校に入るためにまわりの同期生よりも試験でいい点を取らないといけないというような環境でした。

しかしそういう環境下でも本心は自己中心の思考よりも自他的な思考を求めるものです。

大学でとある真理を探求するサークルの寮である種のカルチャーショックを受けたことが記憶にあります。食事の後にじゃんけんをするのです。何のじゃんけんかというと、皿洗いをする人を決めるためのものです。負けた人が皿洗いをすることになりのが普通ですよね。そこでは勝った人が皿洗いをするのです。奉仕することは祝福であり、特権であり、じゃんけんで勝つことでそれを得ることができるというのです。競って奉仕しようとするのです。

90年代に出版された脳内革命という本に気分をよくする脳内モルヒネという物質について書かれていました。肉体的あるいは物質的な欲求が満たされた時にでる脳内モルヒネには限度があるけれど、奉仕などの精神的な欲求が満たされた時にでる脳内モルヒネには限度がないというようなことが書かれていた記憶があります。

競って奉仕しようとし、喜びを得るというのは実は的を得た実践なのではないかと思います。よりよい社会をつくり上げるのにも貢献しそうです。心の健康にも実にいいと思います。