2014年2月7日金曜日

科学と神

科学と神(あるいは宗教)は相反するものと思われがちです。中世キリスト教の時代には科学は神への背信というように捉えられたこともあります。現代では神や宗教は非科学的で遅れたものだとみなされがちです。

しかし最近の科学の進歩は神の領域へと至ろうとしているような感があります。

宇宙の起源を説くビックバン説が本当だとすると、ビックバンの起こる前は何があったのかという疑問が生じます。ビックバンにより時空の世界が生じたとすると、時空を超えた世界もあっても不思議ではないということになります。それこそ神の世界です。

STAP細胞のニュースがありました。生まれて間もないネズミのリンパ球に外部から刺激を加えて、多様な細胞に変化しうる万能性を備えた状態に戻す(初期化する)ことに成功したというものでした。

生物の細胞ってコンピューターのように精密なプログラミングがなされているんだと感じます。どうやってそんなプログラミングがなされたのかと考えてしまいます。

進化は突然変異によって起こったとされます。進化も実は既にプログラムがなされていて、ある条件のもとでそのプログラムが活性化されて起こったとも考えられます。

科学の進歩に伴い、生命の神秘の背後に緻密なプログラムを組んだ存在を考えざるを得ない状況です。

今は科学と宗教が共に手を取り合って真理を解明する時代ではないかと思います。

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