2014年2月3日月曜日

奉仕は祝福という生き方

私は昭和46年生まれです。いわゆる団塊ジュニア世代です。子供が学校や町にあふれていた活気のある時期でした。それだけに受験などの競争も激しかった時期でした。受験の時期など志望校に入るためにまわりの同期生よりも試験でいい点を取らないといけないというような環境でした。

しかしそういう環境下でも本心は自己中心の思考よりも自他的な思考を求めるものです。

大学でとある真理を探求するサークルの寮である種のカルチャーショックを受けたことが記憶にあります。食事の後にじゃんけんをするのです。何のじゃんけんかというと、皿洗いをする人を決めるためのものです。負けた人が皿洗いをすることになりのが普通ですよね。そこでは勝った人が皿洗いをするのです。奉仕することは祝福であり、特権であり、じゃんけんで勝つことでそれを得ることができるというのです。競って奉仕しようとするのです。

90年代に出版された脳内革命という本に気分をよくする脳内モルヒネという物質について書かれていました。肉体的あるいは物質的な欲求が満たされた時にでる脳内モルヒネには限度があるけれど、奉仕などの精神的な欲求が満たされた時にでる脳内モルヒネには限度がないというようなことが書かれていた記憶があります。

競って奉仕しようとし、喜びを得るというのは実は的を得た実践なのではないかと思います。よりよい社会をつくり上げるのにも貢献しそうです。心の健康にも実にいいと思います。

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