1980年代、コンピューターの操作といえば、白黒の画面にコマンドを打ち込んでしていたものです。
1990年代に入って Windows の登場とともにマウスを使ってデスクトップ上のアイコンをクリックして操作するグラフィカルユーザーインターフェイスが一般的になりました。
そして最近のスマートフォンやタブレット端末の登場でタッチパネルによる操作が広まりました。
ゲーム機においては体の動作を捉えるモーションセンサーをつかった操作が登場しました。
コンピューターにおいても非接触で動作による操作が模索されています。直感的な動作で機器の操作を行う「ナチュラルユーザーフェイス」の実現するかどうかです。
以下モーションセンサーに関する2013年下半期のニュースです。
1)世界初のモーションセンサー内蔵17.3型ノートPC
コンピューター大手HPからLeap Motion製のモーション センサーを内蔵したノートPCが発表されました。
Leap Motionは既に米国で USB 接続でPCに接続して使用するモーションセンサー装置を$79.99で販売しています。
2014年後半にはスマートフォンやタブレット端末向けに同社のモーションセンサーを提供する計画もあります。
「2014年後半には「Leap Motion」がスマホに搭載、3Dモーション検出技術はブレイクするか」
2014年1月9日にソフトバンクグループのBBソフトサービスが「Leap Motion Controller」の日本国内での総代理店として、量販店やAmazonへの供給を開始することになるというニュースがありました。
今後日本でもジェスチャーでPCを操作するデバイスを入手しやすくなるでしょう。
2)シャープ、ノートPCなど小型デバイス向けの3Dモーションセンサーを開発
タブレット端末やノート PCやカーナビゲーションなどに搭載できる小型装置のサンプル出荷が開始されています。
3)Apple モーションセンサーのPrimeSenseを買収
PrimeSense社は3Dのジェスチャーを認識するセンサーを提供していて、Microsoftの初代Kinectも同社の技術を採用しています。業界にイノベーションを起こし続けるAppleもモーションセンサーに注目しているのでしょう。
今後モーション センサーがコンピューターに標準搭載され、動作によるコンピューターの操作が一般的になるのか興味深いところです。
モーションセンサー技術は私が属する光学ドライブのメイン部品である光ピックアップの技術と関連する部分もあるので興味をもっています。継続して注目し、新しい情報があれば、更新していきます。
以下のモーション センサーに関する連載記事は参考になります。
「モーションセンサーで組み込み機器はどう変わる?」
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